葉色の変化にご注目!

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    JUGEMテーマ:植物

     

    こんにちは。植物担当の山寺です。
    昨年の夏から長いことサボッてしまいました。
    事務局からレッドカードをもらう前に出てきました(笑)  

     

    今回はトウダイグサ科の『オオバベニガシワ』を紹介しましょう。
    この木は落葉低木で雌雄同株異花の生育旺盛な木です。
    庭木として使われているのをたまに見かけますがそれほど多くはありません。

    葉色の変化が少し変わっていて、春の紅葉(といっても落葉前のではない)から1年が始まります。
    同じ株を季節ごとに写したのでご覧ください。

     

    ▲春に新葉が出揃いました。赤い葉色が鮮やかですね。
    葉の下のツブツブは雄花です。(4月中旬)

     

    ▲徐々に赤味が抜けて茶色っぽくなってきました。
    葉の下の赤い糸状のものは雌花です。(5月初旬)

     

    ▲夏、葉緑が眩しいほどに茂っています。(6月初旬)

     

    ▲秋、普通に枯れ始めます。(10月中旬)

     

    ▲真冬です。すっかり葉が落ちてしまいました。(2月中旬)

     

    ▲けれども芽吹きの準備は始まっているようで、
    雄花のつぼみを見つけました。(2月中旬)

     

    いかがですか、赤→茶→緑と葉色が変化するなんて通常とは逆で面白いですね。

    季節は段々と移ろい、草木も春の準備を始めています。

     

     

     

     

     


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    コメント
    恥ずかしながら帰って参りました!
    さて、葉色が赤いのはアントシアニンでしょう。なぜアントシアニンの赤色が目立つのか諸説あるみたいだけど、たぶん芽出しや若葉の頃はクロロフィルを生成する力がまだ弱いってことじゃないかな。他にもアカメガシワ・イタドリ・カナメモチ・モッコクなど、新芽や若葉が赤い植物はたくさんあります。モミジにも春から葉の赤い品種(紅鏡など)があるんですよ。
    • 植物班 山寺
    • 2019/02/18 4:38 PM
    山ピーお帰りなさい!
    早速質問なんですが、4月最初の鮮やかな赤色はアントシアニン由来のものなんでしょうか?
    • ジュピター吉田
    • 2019/02/18 10:50 AM
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