初めまして。
今年よりNPO法人バーブレスフック普及協会(以下BLA)の正会員になりました北原と申します。
今後ともよろしくお願いします。
先日のイベントです。
暖かい春の晴天に恵まれた、お彼岸連休に、都内の住宅展示場で開催されました、テンカラ大王石垣先生のテンカラ講習会に参加させて頂きました。
他の釣りの経験のある方が、テンカラに興味を持って参加したと言う人が多く、ほぼテンカラが初めての方々が中心の講習会でした。
日本でもテンカラの人気が高まっていることを実感した2日間でした。
いつも通りの、わかりやすい軽快な語りで、石垣先生のテンカラ講習が進みます。
テンカラの用具から仕掛け、毛鉤の巻き方まで一通り、テンカラの基礎を面白おかしく、時には真剣に受講者の方々へ伝えていきます。
受講者の方々が、石垣先生のテンカラ講習に引き込まれていく姿を拝見して、ふと昨年の自分を思い出してしまいました。
小菅村では、桜の花が満開の日でした。
BLA主催で2回目になるテンカラ教室が、昨年2016年4月小菅フィッシングビレッジで開催されました。
もちろん講師はテンカラ大王石垣先生です。
まだまだテンカラ経験が浅く、自然渓流に挑戦したての私は、今では共にBLAのテンカラブラザーズと呼ばれるようになった、相方の田邊と参加させて頂きました。
先ずは座学から。
テンカラの用具の説明から、石垣先生がフィッシングベストに常備している物まで教えてくれます。
糸の材質や特長、仕掛けの作り方から場所に応じた長さまで丁寧に教えて頂きます。
そして、石垣毛鉤を大盤振る舞い、参加者全員に配ってくれました。
続いて外へ移動して、石垣先生のキャスティングのデモンストレーションです。
石垣先生自ら監修をした竿と糸を使用してキャスティングを披露してくれました。
長い仕掛けがきれいなループを描いて、目標に向かって正確に打ち込まれます。
そして川へ移動して、渓魚がいるポイントへ実際に振り込みながらの指導です。
指導中の石垣先生、尺オーバーのイワナをかけます。
かかった尺オーバーのイワナを使って取り込みデモ。
なんとも贅沢な取り込みデモとなりました。
一通りをご指導頂いて、参加者実釣のお時間です。
思い思いに散らばって竿を振る参加者へ、石垣先生が回りながら一人一人個別に指導してくれます。
私も石垣先生から頂いた毛鉤で、魚影の濃いところへ打ち込みます。
そして、私のところにも石垣先生が来てくれました。
そしてテンカラの最重要項目であるキャスティングのコツを体で教えて頂きました。
その後の話にはなりますが、早期に変なクセを取り除いて頂いたため、今ではスムーズなキャスティングが出来ています。
このテンカラ教室は、小菅漁協のご協力も頂いているので、講習に合わせて開始前に沢山の魚を放流して頂き、活性の高い渓魚を相手に実釣講習が進むため、ある程度キャスティングが出来れば、釣果にも恵まれる講習です。
日も落ちる頃には、一日目の講習が終了しました。
日帰り参加の方々とは、ここでお別れして、宿泊参加は宿泊場所の廣瀬屋旅館さんで夕食です。
地元小菅の食材をふんだんに使用したお食事は、ボリュームたっぷりで、とても美味しくテンカラで消費した栄養を補ってくれます。
石垣先生もご一緒のお食事で、講習中に聞けなかったことや講習中に湧いた疑問点に答えてくれました。
夕食が終わると宿泊参加限定の毛鉤巻き講習会です。
先ずは、石垣先生がお手本を見せてくれます。
そして参加者各々でお手本に習って実際に毛鉤を巻きます。
石垣先生は簡単そうに巻いていましたが、やってみると意外に簡単に巻けました。
難しいところは石垣先生が手伝ってくれたからですかね。
各自納得いく毛鉤が出来上がって、明日のために就寝です。
明日の講習で、自分の巻いた毛鉤で渓魚を釣り上げるところを想像しながら床に就いていたら、知らない間にぐっすりと熟睡でした。
翌朝も廣瀬屋旅館さんの朝食を頂いて、小菅フィッシングビレッジへ移動です。
到着すると、2日目の日帰り参加の方々が準備万端で待っていました。
急いで着席し、2日目がスタートしました。
座学から石垣先生のデモンストレーションは1日目と変わらないので、宿泊参加者は復習です。
初日は、尺を大きくオーバーするイワナをあげた石垣先生も2日目は、尺弱のイワナでした。
しかしデモンストレーションで、しっかりと釣り上げる石垣先生はスゴい‼
そして実釣の時間は、もちろん昨夜に教えて頂きながら巻いた自作毛鉤を使用です。
打ち込み続けると石垣先生が来てくれて、昨日教えたことが出来ていると褒めて頂き、得意になってキャスティングします。
2日目は風もあって、強風時のキャスティングまで教えて頂くことができました。
風雨強く、前日に叩かれ続けたのが原因かわかりませんが、前日よりも釣果はでませんでしたが、ちゃんと自作の毛鉤で釣れて、2日間のテンカラ教室が幕を閉じました。
この小菅テンカラ教室を受講したことで、テンカラの技術も飛躍的に上り、その後に天然渓流で、人生初になる尺ヤマメをあげることが出来ました。
このテンカラ教室前よりもテンカラの楽しさが拡がり、今もテンカラ一本で渓流に足を運び続けてます。
この小菅テンカラ教室がご縁となり、BLAのイベント等のお手伝いをさせて頂きました。
そして今年にはBLA正会員に加えて頂き、次回の小菅テンカラ教室には運営スタッフとして参加予定です。
もちろん今年もテンカラ大王石垣先生を講師にお迎えしての講習です。
昨年の私と同じように、参加者の皆様もテンカラの楽しみが拡がるよう、今年は、微力ながら運営のサポートさせて頂きます。
既にお申し込みをされた方や、これからお申し込みをされる方も、当日はよろしくお願いします。