みよりテンカラクラブ懇親会
こんにちは。 NPO法人バーブレスフック普及協会(以下BLA)テンカラ担当の北原です。 県境移動の自粛が解除された初の週末に、「みよりテンカラクラブ」の懇親会に参加してきました。
[懇親会は地元ジビエのBBQ+たこ焼き?]
たまたま金曜日の仕事を宇都宮で終えたので、自宅へは戻らずに日光市三依地区へと進みました。 雨降り頻る中、車を走らせて到着したのが、昨年に三依へ移住をした、同じくBLAテンカラ担当の田邊さんのご自宅です。 この夜は、田邊さんのご自宅に宿泊させていただきました。
移住をされて、地元の「おじか・きぬ漁業協同組合」の組合員にもなっている田邊さん、男鹿川でテンカラ普及活動に努められてます。 そしてこの度、男鹿川でテンカラをする有志による「みよりテンカラクラブ」が発足されました。 私も末席に名前を連ねさせていただき、懇親会のお誘いをいただいた次第であります。 しかしながら懇親会は夜の開催です。 もちろん懇親会の時間まで、男鹿川でテンカラです。
[BLA田邊さんのプチテンカラ教室]
BLA監事のテンカラ大王こと石垣尚男先生にテンカラウイルスを直接注入された、私と同じ千葉県在住のBLA普及会員さんと、田邊さんを通して石垣先生のテンカラウイルスを注入された、栃木県で内水面魚類の研究をされている博士さんが、早朝に田邊さんのお宅に到着されて、4名で男鹿川テンカラ釣行会と相成りました。
釣果は、前日の雨が凶と出たのか、全く反応がありません。 後に聞いたお話ですが、この日はルアーや餌でも反応が無かったそうです。 そして意外なことに、管理釣場の魚も食いが悪かったみたいです。 そういう日もあるのですね。 県境移動の自粛が解禁されたので、男鹿川も多くの釣人が訪れていましたが、ほとんどの釣人が『竿が振れるだけでも幸せ』と言って帰ったことでしょう。 そのような状況の中で地元栃木の博士さんが、泣き尺ヤマメを釣り上げました。 それだけで終わらず、続いてイワナを釣り上げました。
[きれいな天然ヤマメです!!]
釣れない状況でも、焦れずに丹念にポイントを狙う姿勢と心構え、私が一番見習わなくてはいけないところです。とても勉強になりました。
テンカラをきりあげて、懇親会会場の古代村さんにやってきました。 到着すると、バーベQの準備が整ってます。 なんと、地元で獲れたイノシシ肉のバーベQです。 猟師さんしか食べられない希少部位も入ってます。 そうです「みよりテンカラクラブ」は、地元の猟師さんも参加しているのです。 三依渓流つり場さんからは、マスのお刺身の差し入れがあり、豪華なお料理がテーブルに並びます。 ふと見ると田邊さんが、一心不乱にたこ焼きを焼いてます。 実は田邊さんはテンカラのみならず、たこ焼きもプロの腕をお持ちなのです。 生地からブレンドした特製たこ焼きを皆さんに振る舞ってくれました。
[田邊さんのたこ焼きは多彩な特技のひとつです!]
「おじか・きぬ漁業協同組合」の組合長をはじめ、同漁協の三依支部長と副支部長、組合員さん達も参加されて、盛大な懇親会になりました。 あれだけ大量にあった豪華なお料理も少なくなりはじめたころ、頭上にはきれいな星空が顔を出していました。 せせらぎを奏でる男鹿川と、そらを流れる天の川との間で、楽しい夜が過ぎていきました。
懇親会会場の古代村さんで泊まらせていただいた私は、三依の涼しい朝を迎えました。 前日は大勢で楽しみましたが、この日はひとり釣行です。 前日と同じく、気温が上がらない状況に不安を覚えながら遡行を続けましたが、前日の教えを守り、焦れず丹念にポイントを探っていきました。 そろそろ見切りをつけて帰ろうかと思ったころに、きれいなイワナが出てきてくれました。
[待望の1匹が出ました]
1匹釣れたから次もと引っ張らずに、良い印象のまま帰路につきました。 楽しい2日間を過ごさせていただき「みよりテンカラクラブ」の皆さん、そして「おじか・きぬ漁業協同組合」の方々には、心より感謝を申し上げます。
イワナやヤマメの魚影はなかなか見えなかった男鹿川でしたが、稚の卒業間近の稚アユを沢山見ることができました。 川底でヒラを打ち、岩に着いた苔を一生懸命食べてました。 7月中旬には、この男鹿川もアユが解禁されるとのことです。あれだけ濃い魚影を見ると、鮎釣り経験の無い私でも釣れるのではないかと思ってしまいます。 清流男鹿川のアユ、ぜひ味わってみたいですね。
- 2020.06.22 Monday
- Writer 北原
- 19:39
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- by バーブレスフック普及協会会員有志